
写真1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種を受ける筆者
2020年末、新型コロナウイルスのワクチンを接種した。
私が受けたのはModerna社のものだったが、そのことには特に理由はない。Pfizer社とModrna社、「2社のワクチンのどちらを接種するかを選ぶことはできません」と事前に言われていた。12月16日に私が勤務する医療センターに到着したのはPfizer社のワクチンだったが、ICUやERなど病院サイドのスタッフへの接種が一通り済んだ後、クリニック勤務の私たちが受けたのは、たまたまModerna社のワクチンだったというだけのことだ。
ワクチン接種は大きな会議室で行われた。一般の患者さんが入り込まないようにするためか、ポスターの掲示などはなかった。
まず予約があることを確認された上で、問診票に記入してから接種してもらうのだが、全員が注射される瞬間の写真を撮ってもらっていた。そのため、接種を担当する看護師の他に、明らかに写真を撮る役目だと思われるメディカルアシスタントの方がいて、少し笑ってしまった。私も、他の人同様、接種の瞬間を撮影してもらった(写真1)。背後の壁には、銀色の巨大な風船で「VACCINE」とスペルしてあった(写真2)。遊び心がうれしい。

写真2 ワクチン接種会場に飾られた「VACCINE」の風船