日経メディカルのロゴ画像

生理中“これだけでいい”ショーツの起こした革命

2019/09/02
緒方さやか

 米国では日本とは逆に、周りを見回すとナプキンを使っている人は少数派で、タンポンだけで切り盛りしている友人が多い。「やばい、生理始まっちゃった、誰か持ってない?」と言う友人に、自分のナプキンを差し出して断られたことが何回あったことか!

 そんな背景があるからこそ、月経カップにも抵抗が少なかったのだろうか。前回は、今次々と登場している月経カップについて紹介した。今回は、月経カップやタンポンと併せて使うのにとても便利な、「これだけでいい」生理用ショーツを紹介したい。

 数年前までは、私が日本に一時帰国した際に買うもののリストに、経血が付いても簡単に洗い流せ、洋服やシーツが汚れるのを防ぐ「サニタリーショーツ」があった。米国ではそんな商品はまだ存在していなかったからだ。

 2015年ごろになると、「THINX」という名のショーツの広告をFacebookで頻繁に見かけるようになった。素敵なファッションモデルたちがそれを着用しているシンプルかつお洒落な広告が印象的だった。広告の下には、「Period-Proof Underwear(生理に勝てる下着)」という謳い文句が書いてある。THINXは「考える(thinks)」をもじった名前で、「SHE THINX(彼女は考えている)」が会社のコンセプトだ。

著者プロフィール

緒方さやか(婦人科・成人科NP)●おがた さやか氏。親の転勤で米国東海岸で育つ。2006年米国イェール大学看護大学院婦人科・成人科ナースプラクティショナー学科卒。現在、カリフォルニア州にあるカイザー病院の内分泌科で糖尿病の外来診察を行っている。

連載の紹介

緒方さやかの「米国NPの診察日記」
日本でも、ナースプラクティショナー(NP)導入に関する議論が始まった。NPとは何か?その仕事内容は?米国で現役NPとして働く緒方氏が、日常診療のエピソードなどを交えながら、NPの本当の姿を紹介します。

この記事を読んでいる人におすすめ