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さらに新機能が搭載!インスリンポンプの進化形

2019/06/17
緒方さやか

 インスリンポンプを製造する会社はいくつかあるが、2017年にAnimas社が倒産して以降、競合している最大手といえばTandem社とMedtronic社の2社だろう。

 Medtronic社は、業界初の「クローズド・ループ・システム」※1を開発したが、前回紹介したように、その“自動運転”式インスリンポンプである「ミニメド670G」の発売開始当初は、皮下グルコース値を測定するCGMセンサーでの問題が相次いだ。

※1  腹部などに装着したセンサーを用いて皮下組織の間質液中のグルコース濃度を常時測定するリアルタイムCGM(持続血糖測定)と連結して、アルゴリズムが患者個人の血糖変動パターンを学習。血糖値が規定の値以下に下がりそうなときにはインスリン注入を止め、血糖値が上昇するときには増やしてくれるシステムのこと。

 また、ポンプ自体の値段が他社製品と比べて格段に高いため、患者さんの加入する健康保険によっては、「まだ安全性が確立されていない実験的な医療機器だから」という理由を付けられて、保険で費用がカバーされない場合もあった。

著者プロフィール

緒方さやか(婦人科・成人科NP)●おがた さやか氏。親の転勤で米国東海岸で育つ。2006年米国イェール大学看護大学院婦人科・成人科ナースプラクティショナー学科卒。現在、カリフォルニア州にあるカイザー病院の内分泌科で糖尿病の外来診察を行っている。

連載の紹介

緒方さやかの「米国NPの診察日記」
日本でも、ナースプラクティショナー(NP)導入に関する議論が始まった。NPとは何か?その仕事内容は?米国で現役NPとして働く緒方氏が、日常診療のエピソードなどを交えながら、NPの本当の姿を紹介します。

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