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患者を減らすほどもうかるクリニック
(2010.12.21訂正)

2010/12/20

 前回の記事で書いたように、 私が現在勤めているクリニックは、患者教育や患者サポートがかなり充実している。それらの業務には、患者のフォローアップに看護助手(certified nursing assistant:CNA)やメディカルアシスタント(medecal assistant:MA)があたることが多い。

 CNAは採血、バイタルサイン、食事介助など、看護師のサポートを看護師や準看護師の監督のもとに行う職種で、3カ月から6カ月程度のプログラムの受講が必要となる。また、MAは認定資格ではないが、やはり2カ月から6カ月訓練し、外来を中心として、採血やバイタルサイン、さらには心電図や尿検査などの検査や受付を担当する。

 私たちのクリニックでは、毎日、医師やナースプラクティショナーNP)一人につき、一人のMAがついて、手助けしてくれる。彼らが診察室まで患者を案内し、主訴を聞き、バイタルサインを取り、アレルギーやタバコの有無について聞き、糖尿病の患者さんの場合は足の裏の感覚をミクロフィラメントで検査してから、私を呼びに来てくれる(この話をすると「看護師は何をしているの?」と不思議がられることがある。看護師は患者のトリアージや電話での相談、予防注射の実施、緊急患者のER搬送を行っている。また、MAの訓練も看護師の仕事である。医師やNPが多い日は10人程度働くクリニックに、看護師は毎日1~2人しかおらず、彼らは大忙しなのだ!)。

著者プロフィール

緒方さやか(婦人科・成人科NP)●おがた さやか氏。親の転勤で米国東海岸で育つ。2006年米国イェール大学看護大学院婦人科・成人科ナースプラクティショナー学科卒。現在、カリフォルニア州にあるカイザー病院の内分泌科で糖尿病の外来診察を行っている。

連載の紹介

緒方さやかの「米国NPの診察日記」
日本でも、ナースプラクティショナー(NP)導入に関する議論が始まった。NPとは何か?その仕事内容は?米国で現役NPとして働く緒方氏が、日常診療のエピソードなどを交えながら、NPの本当の姿を紹介します。

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