私が勤めているクリニックでは定期的に、患者さんにより上手に医療と向き合ってもらうための勉強会が開催される。「Healthy Livingサポートクラス」と呼ばれるこの無料の勉強会には、私たちのクリニックでは10人ほどが毎週2時間の講義と意見交換会をしている。
「Health Livingサポートクラス」は、慢性疾患を持つ患者を対象に、米スタンフォード大学で開発された毎週2時間、全6週間のプログラムだ。持病がどのようなものであれ、「食事に気をつけるには」「どうやって運動を毎日に取り入れるか」など、多くの慢性疾患で有益なことを、参加者が自分自身で健康管理をしていけるように育てているのである。
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著者プロフィール
緒方さやか(婦人科・成人科NP)●おがた さやか氏。親の転勤で米国東海岸で育つ。2006年米国イェール大学看護大学院婦人科・成人科ナースプラクティショナー学科卒。現在、カリフォルニア州にある病院の内分泌科で糖尿病の外来診察を行っている。

連載の紹介
緒方さやかの「米国NPの診察日記」
日本でも、ナースプラクティショナー(NP)導入に関する議論が始まった。NPとは何か?その仕事内容は?米国で現役NPとして働く緒方氏が、日常診療のエピソードなどを交えながら、NPの本当の姿を紹介します。
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