日経メディカルのロゴ画像

女医のJOYのために(前編)
女医嫌いの女医

2011/08/03
小鷹昌明

 これからの時代、医療界を支える真の立役者は、医師不足の中でも右肩上がりに増え続けている“女医”であろう。本年度(第105回)の医師国家試験における本学の合格者数は96人であったが、うち33人が女性であった。合格者全体の内訳を見ても、“3人に1人”が女医という時代にどんどん近付いている。私の卒業した18年前は“5人に1人”であったことを考えると、女医の比率は増加の一途をたどっている。

 これからは覇気をなくした男性に代わって、元気で意欲的な女医が現場を仕切る時代が来るかもしれない。もちろん、そうした現象に対して、「“男女雇用機会均等法”や“男女共同参画社会基本法”の効用である」と喜ぶ声があるかもしれない。しかし、誤解を恐れずに言うならば、それは医療界を席巻し、脅かすものになるかもしれない。

 実際の医療現場において、最近の女医はどのように立ち振る舞っているのか。それは、一言で言えば「迷っている」ということである。時代とともに変遷していった女医像について総括し、男性医師の視点から若干憂慮されることと今後の女医の発展性とについて、私見を述べる。


著者プロフィール

小鷹昌明(南相馬市立総合病院神経内科)●おだかまさあき氏。1993年卒後、某大学神経内科に所属し、病棟医長、医局長、准教授を歴任。一念発起して2012年4月から現職。「今、医療者は何を考え、どうすべきか」をテーマに、現場から情報発信を続ける。

連載の紹介

小鷹昌明の「医師人生・四“反省”期」
医学部入学から四半世紀になろうとしている小鷹氏。自分の医師人生を四“反省”期として振り返ります。医療・医学、社会問題・社会現象、人間関係・生き方、自らのこだわりといった4つのテーマについて、様々な角度から語ります。

この記事を読んでいる人におすすめ