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癌ゲノムの大規模シークエンスの価値は?

2007/03/13

 Nature誌3月8日号に「Patterns of somatic mutation in human cancer genomes」という論文が掲載されました。これは、210種類の癌細胞株や原発癌について、518種類のキナーゼ(蛋白質リン酸化酵素)をコードする遺伝子の蛋白翻訳領域の塩基配列を解析して、遺伝子変異をスクリーニングした結果をまとめたものです。

著者プロフィール

中村祐輔(東大医科学研究所教授)なかむら ゆうすけ氏 阪大医学部を卒業し、大阪府立病院、市立堺病院などで外科医として勤務。臨床の現場で生まれた「なぜ正常細胞が癌化するのか?」という疑問を解くべく渡米、染色体地図作りに貢献。91年に大腸癌の癌抑制遺伝子を発見。95年より現職。

連載の紹介

中村祐輔の「Let's 個の医療」
患者の直面する問題を解くことこそ医学研究”をモットーとする中村氏が、急速に進展するオーダーメイド医療、世界に取り残されつつある日本の実情などを、気の向くままに紹介していくブログです。遺伝子診断をはじめ、臨床現場に普及し始めた「個の医療」の今をお届けします。

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