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新しい治療法を求めている患者さんが多数いるのに...

2006/12/21

 「“がん難民”が全国で68万人もいる」という記事が、12月7日に新聞紙上をにぎわしました。この種の調査では、現在の治療に満足している患者さんと不満足な患者さんでは、後者の回答率が高くなるため、見かけ上、不満を持っている患者さんの割合が高く評価される危険があります。しかし、よりよい治療を求めてさまよっている“がん難民”が、日本に多数存在することは間違いのない事実です。

著者プロフィール

中村祐輔(東大医科学研究所教授)なかむら ゆうすけ氏 阪大医学部を卒業し、大阪府立病院、市立堺病院などで外科医として勤務。臨床の現場で生まれた「なぜ正常細胞が癌化するのか?」という疑問を解くべく渡米、染色体地図作りに貢献。91年に大腸癌の癌抑制遺伝子を発見。95年より現職。

連載の紹介

中村祐輔の「Let's 個の医療」
患者の直面する問題を解くことこそ医学研究”をモットーとする中村氏が、急速に進展するオーダーメイド医療、世界に取り残されつつある日本の実情などを、気の向くままに紹介していくブログです。遺伝子診断をはじめ、臨床現場に普及し始めた「個の医療」の今をお届けします。

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