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宇和島徳洲会病院の会見を見て思う

2006/10/04

 宇和島徳洲会病院で起こった臓器売買が大きな話題となっています。臓器移植、特に、生体臓器移植が人の善意の上に成り立っていることには言を待ちません。しかし、国内での臓器移植待機患者とドナー数の圧倒的な差が、海外で臓器移植を受ける患者を生み出していることも現実として受け止める必要があります。そして、海外で臓器移植を受けることができるかどうかは、患者の経済力の差、すなわち、貧富の差が反映されていることも認識する必要があると思います。

著者プロフィール

中村祐輔(東大医科学研究所教授)なかむら ゆうすけ氏 阪大医学部を卒業し、大阪府立病院、市立堺病院などで外科医として勤務。臨床の現場で生まれた「なぜ正常細胞が癌化するのか?」という疑問を解くべく渡米、染色体地図作りに貢献。91年に大腸癌の癌抑制遺伝子を発見。95年より現職。

連載の紹介

中村祐輔の「Let's 個の医療」
患者の直面する問題を解くことこそ医学研究”をモットーとする中村氏が、急速に進展するオーダーメイド医療、世界に取り残されつつある日本の実情などを、気の向くままに紹介していくブログです。遺伝子診断をはじめ、臨床現場に普及し始めた「個の医療」の今をお届けします。

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