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昼休みにシャッターは閉めるべき?

2012/09/07

 去年の夏のことです。検査が少ない当院なので、視力を測る検査室の電気は消して節電してはどうか、とスタッフから提案を受けました。蛍光灯なのであまり節電にはならないかなあ、とも思いつつ、彼女の気持ちも尊重したいと思って実行してました(ちなみに今年は、検査する患者さんも増えてきたので、常時点灯しています)。

 そんなある日、入ってきた患者さんが「いま(診察)やっていますか?」と質問してきました。その時、たまたま来ていた母が聞きつけて、「暗くしているからやっていないと思われるのよ。節電なんかやめなさい!」と忠告して帰っていきました。まあ、検査のエリアは待合室と隔離されているので、覗き込まない限り電気が消えているのは見えないんですけどね。

 それに、お昼休みに受付・待合室の電気を消しているにもかかわらず、入ってくる患者さんはいるわけで。きっと、この患者さんが「やってますか」と聞いたのは、待合室に患者さんがいなかったからだと思われます(泣)。

 当院は一階なので、待合室の様子は外から分かります。シャッターがあるのですが、お昼休みは開けたままです。一番の理由は、緊急の患者さんであれば昼休みでも診察したい、ということですが、近所の商店街の人が雑談しに来たり、患者さんが家族のことで困っているという話を聞いたり、という時間になっています。込み入った相談の電話を受けることもあります。

著者プロフィール

目黒瞳●めぐろ ひとみ。生まれ育った地元で、2008年に眼科を開業。2009年9月までNMOで「診療所開業奮戦記」を執筆した。おじちゃん・おばちゃんに愛される“町の目医者”を目指して修行中。

連載の紹介

目黒瞳の「オンナ開業医よしなしごと」
眼科医として、女医として、そして新米開業医として、日々の診療に奮闘する目黒瞳(ペンネーム)が、毎日の出来事や世の中の事件について、心にうつりゆく“よしなしごと”を綴ります。

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