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これって医師の「職業病」?

2012/08/10

今年はベランダで朝顔を育てています。

 先日、エアコンフィルターを洗浄して戻そうとしたのですが、どうにもうまくはまりません。何度かトライしてから気づいたのですが、「右」と書かれたフィルターは私の右手側なのに、一生懸命に左側に入れようとしていました。

 診察時の習慣で、「右」は患者さんの右側で、私から見ると左なのです。「そりゃ、エアコンは患者さんじゃないわよね!」と一人で爆笑しました。こういう間違いは、右目、左目のある眼科特有のもの?とも思ったのですが、臓器が左右にあるのは眼科だけじゃないので、いわゆる「医師の職業病」なのかもしれません。

 医療業界から飲食業に転職した方が、お客様が帰るときに「お大事に」と言ってしまったとかいう話も聞いたことがあります。

 今回は、夏休みの方も多いかしらということで、こんな少し軽めのお話で。

 眼科らしいかな、と思った私とスタッフの会話。ある患者さんのカルテが見たかったのですが、どうしても名前が思い出せず……。

  「ねえ、時々診察に来るハンサムな方、ほら近所にお住まいで、ご家族も皆うちにいらしている。奥さんがきれいで、娘さんがいる患者さん、誰だっけ?」
 スタッフ 「???」
  「PDの広い」
 スタッフ 「ああ」

と、カルテを出してきてくれました。

PDは「瞳孔間距離」のことです。メガネの処方箋には必ず書かれています。ちなみに私のPDは64mm。女性としては広いほうです。

著者プロフィール

目黒瞳●めぐろ ひとみ。生まれ育った地元で、2008年に眼科を開業。2009年9月までNMOで「診療所開業奮戦記」を執筆した。おじちゃん・おばちゃんに愛される“町の目医者”を目指して修行中。

連載の紹介

目黒瞳の「オンナ開業医よしなしごと」
眼科医として、女医として、そして新米開業医として、日々の診療に奮闘する目黒瞳(ペンネーム)が、毎日の出来事や世の中の事件について、心にうつりゆく“よしなしごと”を綴ります。

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