日本以外でも、医師のバーンアウトは問題になっているようだ。
「小児科レジデントにはうつやバーンアウトが多く、うつは医療過誤増加と関連する」という報告(BMJ. 2008 Mar 1;336(7642):488-91.)や、「医師のバーンアウトと、患者とのコミュニケーションの関係」(Gen Intern Med. 2008; 23(10):1581-8.)といった報告がある。
この問題に対する前向きな対策を探る研究としては、以下のノルウェーからの報告がある。医師のバーンアウトには、カウンセリングが一定の効果をもたらす、と結論している。
Counselling for burnout in Norwegian doctors: one year cohort study
BMJ 2008;337:a2004
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著者プロフィール
牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介
牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。
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