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“アナフィラキシー様”とは?

2007/12/28

 一般的には…「アナフィラキシー(ショック)」と「アナフィラキシー様ショック」という従前の分類が一応は使われているようだが、最近この区別は曖昧になっているという認識であった。

 ところが、某抗菌薬の「使用上の注意の改訂」を見ていたら、「アナフィラキシー様ショック」と「ショック」とを併記してあった。「アナフィラキシー様ショック」と抗菌薬にかかわるショックをどのように判断したのかの根拠が聞きたくて、製薬会社に問い合わせてみたところ…、

「発現機序としてIgE抗体を介するものと介さないものがあり、以前は前者をanaphylaxis、後者をanaphylactoidと称していたが、症状に区別がつかない上、いずれも最終的にはマスト細胞からの化学伝達物質や酵素の遊離によって起きると考えられるので、現在はanaphylaxis、あるいはanaphyatic shock に統一されてきている」(医学と薬学 1990;24:541-549)

著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

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