日経メディカルのロゴ画像

狭心症の治療方針アンケートで見える日本の特殊性

2007/12/03

 安定狭心症をいかにマネジメントするか? NEJM誌がケースプレゼンテーションをして、全世界を対象にインタラクティブな調査を行った。

Management of stable coronary disease. N Engl J Med 2007;357:1762-1766. [Free Full Text]

 提示している症例は、
・65歳男性。高血圧、肥満、2型糖尿病で、5年管理している。
・ヒドロクロロチアジド(25mg/日)、メトホルミン(500mg分2/日)を投与中。
・血圧は130/82mmHg、BMI 32、HbA1c 7.5%。
といった背景を持ち、2週間前から労作時の胸部症状を自覚したという症例。負荷心電図や血流シンチグラフィーで虚血性病変が疑われ、心臓カテーテル検査で多枝冠動脈病変が認められ、駆出率も低下している。

 ケースの詳細は原文を参考にしていただきたいが、このようなケースに対して、あなたは主治医として患者の治療・管理に対して、どうアドバイスしますかと質問している。

 選択枝は

(1)薬物療法(アドヒアランスと効果は厳重にフォローアップ)
(2)薬物療法+PCI(経皮的冠動脈カテーテル手術)
(3)薬物療法+CABG(冠動脈バイパス術)

著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

この記事を読んでいる人におすすめ