アメリカでのジェネリックの問題点は、(1)ジェネリックメーカー同士の価格統制問題(独占禁止法)、(2)D錠やOD錠など、剤型の若干の違いで特許延長を図る動き、(3)先発メーカーがあらゆる戦術を使って多くの特許侵害訴訟を提起し、ジェネリック上市を阻む動き、(4)訴訟を介した結果、「先発メーカー認定付きジェネリック」という形で発売される先発会社への利益供与薬品――などのようである。
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著者プロフィール
牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介
牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。
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