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運動ガイドライン(ACSM&AHA)改訂

2007/08/11

 American College of Sports Medicine (ACSM) &American Heart Association(AHA)による身体運動ガイドラインが改訂されたようである。

 ACSM/AHA Physical Activity and Public Health: Updated Recommendation for Adults(18~65歳対象)とACSM/AHA Physical Activity and Public Health in Older Adults(高齢者対象)である。

◆2007年の成人(18~65歳)のガイドライン

1. 良好な健康状態を維持するため、18~65歳の成人は身体活動性のあるライフスタイルを維持しなければならない。I (A)
2. 中強度の好気的(持続:endurance)運動を最低30分週5日、もしくは高強度( vigorous)好気的運動の最低20分週3日をしなければならない。I (A)
3. 中強度・高強度運動の組み合わせは、この推奨に合わせて施行してよい。例えば、週2回30分の早歩きとそれ以外の日は20分のジョギングなど。IIa (B)
4. 中強度・高強度運動は、日常生活の軽労作(例:セルフケア、皿洗い、デスクでの軽いツールを使った運動)や極短時間運動(例:ゴミ出し、ストアや駐車場までの歩行)に加え行う。
5. 中強度好気的運動とは、早歩きや心拍増加を気づく程度運動で、最低30分まで1回運動を最低10分以上継続して積み重ねていくべき。I (B)
6. 高強度運動はジョギングで代表されるが、呼吸数増加、心拍の増加をもたらす運動である。
7. 加えて、筋力と耐用性を維持・増加させるため、少なくとも週2回は身体の大きな筋肉の運動を行うべきである。IIa (A)
8. 身体運動活動性と健康は用量依存的関係があるので、個々人の運行機能をさらに改善する希望があるなら、慢性疾患リスクや障害リスクを減少させる。不健康な体重増加を予防するには身体活動の最小推奨量以上に行うことでベネフィットをもたらす。I (A)

著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

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