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小児肥満に有効なプログラムとは?

2007/06/27

 ビリーズブートキャンプというのが、はやってるようで、まあ下火になるのは時間の問題だろうが…。でもこれは、好気的運動を主に行うもので、他の健康通販商品よりはるかにマシで、実は私は好意的に見ている(笑)。

 ところで、米国では、肥満・過体重の子供への対策が昨今盛んで、多くの親は子供の体重とフィットネスを心配し、それに対するビジネスも盛んなようだ。

 これって、日本でもビジネスチャンスになるのかもしれない。そんな中、JAMAに以下の具体的プログラムの効果が報告された。

 Yale Bright Bodies Weight Management Program (www.brightbodies.org)

 Bright Bodies Weight Management Programを12カ月間実施したところ、overweightの子供の体組成やインスリン抵抗性の改善に効果があるという研究結果である。dance dance revolution(コナミ(R),動画です)を利用ってどこかで聞いた話である。

 運動療法としては、週2回、夜に50分の運動で、
・8~10歳群では幾つかのリレーゲームや障害物レース、“Swim Fish Swim”(よく分からない)を実施。
・年長児(11~16歳)では、flag football、バスケットボールなどを含む。
・dance dance revolutionは、両群で実施。

 dance dance revolutionがメインなようで…。

◆Effects of a Weight Management Program on Body Composition and Metabolic Parameters in Overweight Children A Randomized Controlled Trial. JAMA.2007;297:2697-2704.

1年間のランダム対照試験(2005年5月~2005年9月)。
過体重の209人(年齢・性別に対する95パーセンタイル超)、8~16歳の民族的には混合集団。
135人(60%)が6カ月間完遂、119人(53%)が12カ月間完遂。

対照群は、従来の臨床的な体重マネジメント・カウンセリングを6カ月ごとに実施。
体重マネジメント群は、intensive family-based program(運動、栄養、行動変容を含む)を実施。

2次ランダム化を行い、構造化食事プランアプローチ(dieting)に35人を割り当てた。
しかし、中断例が多く、この研究目的は放棄された。

著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

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