日経メディカルのロゴ画像

デトックスの効果は果たして…

2007/06/21

 デトックス(Detox)は本来、体内から有害重金属を排出し浄化することをいうはずであるが、とかく、横文字に弱い日本人。デトックスとして、自然食品などの販売促進業者に利用され、レストランや化粧品の宣伝文句と化している現状ではないか。

 「毒出し点滴」として、EDTAキレーション(CAD)のNHLBIのNCAM)の研究の一環、「The NIH Trial of EDTA Chelation Therapy for Coronary Artery Disease」が読売新聞で先日、紹介されていた。

 このキレーション治療、Quack Watchでは、このキレーション治療についても触れられている。「証明されていない効能と不合理な理論」というテーマで書かれている。

 American College for Advancement in Medicine (ACAM)は、1973年にAmerican Academy for Medical Preventicsの基金によるもので、このキレーション治療をプロモーションする目的の組織である。Cranton's "textbook" を安全で有効性のある投与法として、ACAMのプロトコールにしている。

具体的には、
EDTA Na50mg溶液/体重kg+ヘパリン、塩化マグネシウム、局所麻酔薬(注射部位の疼痛予防)、幾つかのビタミンB、ビタミンC(4~20g)を含む500~1000mLの点滴であり、3.5~4時間でゆっくりと点滴し、週1~3回行うもの。
(上記は、誤訳かもしれないので信用しないように…。局所麻酔とか不明だし…)

著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

この記事を読んでいる人におすすめ