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HDL-コレステロール増には運動時間がカギ

2007/05/29

 運動が脂質に及ぼす影響に関するメタアナリシスは以前から行われている。古いものでは、下記の論文がある。

◆Differential effects of exercise on serum lipid and lipoprotein levels seen with changes in body weight. A meta-analysis. JAMA.1985;254.

運動により体重不変の時、総コレステロールとLDL-コレステロールともに有意に減少 (7.3mg/dL減、3.3mg/dL減)。
体重減少の時、コレステロールとLDL-コレステロールともに有意に減少 (13.2mg/dL減、11.1mg/dL減)。
しかし、体重増加時では、総コレステロールとLDL-コレステロールともに増加(2.9mg/dL増、3.0mg/dL増)。
この結果は、総コレステロールとLDL-コレステロールは、運動により体重が減少したときほど減少効果も大きいことを意味している。

著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

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