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肥満とやせ、どちらが予後良好?

2007/05/19

 太っている人とやせている人、どちらが予後がいいのだろうか。今回は呼吸器疾患を取り上げる。間質性肺炎ではBMI30以上の方が予後が良好なようである。

◆Body Mass Index and Mortality in Patients With Idiopathic Pulmonary Fibrosis (Chest.2007;131:1448-1453)

197人(平均年齢71.4±8.9歳)をBMIが25未満、25~30、30以上に3群に分けて調べたところ、生存中央値は、それぞれ3.6年、3.8年、5.8年。
比例ハザード回帰モデルを用いたところ、生存率はBMIと相関(ハザード比0.93 each 1-U increase in BMI、95%信頼区間0.89~0.97、p=0.002)があり、BMIが高くなるほど生存率が良好。

著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

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