タミフル(一般名:オセルタミビル)の耐性について、畠山先生らのJAMAへの報告があった。フリーテキストなのでご参照いただきたい。
◆Emergence of Influenza B Viruses With Reduced Sensitivity to Neuraminidase Inhibitors JAMA.2007;297:1435-1442.
オセルタミビルの治療を受けた74人の子供のうち1人で、Gly402Ser-ノイラミニダーゼを持ち、薬剤感受性が減少している変異ウイルスが見付かった。
治療を受けていない患者422人中、7人(1.7%)で、Asp198Asn、Ile222Thr、Ser250Glyの変異で、同様に感受性が低下したウイルスを見付けた。これら7人の臨床的・ウイルス遺伝情報のレビューにより、4人は地域から、3人は兄弟からの感染疑いが強いと判断した。