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たばこ煙での肺癌リスクを無視するのか?

2007/02/09

 「環境中たばこ煙は非喫煙者の疾病の原因であるという主張については、説得力のある形では示されていません」と、日本たばこ(JT)は主張している。

 「職場環境喫煙による肺癌リスク増加のメタ・アナリシス」、こういうデータの存在もJTは無視するのであろうか?

◆Lung Cancer Risk and Workplace Exposure to Environmental Tobacco Smoke. American Journal of Public Health.2007.Jan 31.

22の研究のメタアナリシスを2003年に実施
相対リスク推定は fixed and mixed effects modelを使用
職場環境喫煙による肺癌の相対リスクは1.24(95%信頼区間1.18~1.29)
より高度に喫煙に曝露された環境では2倍のリスク増加(相対リスク2.01、95%信頼区間1.33~2.60)

著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

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