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テレビゲームばかりやると、目が良くなる?

2007/02/07

 「テレビゲームをやってると視力が落ちる」と親が心配しそうだが、テレビゲームには文字判別能力などの改善効果があるそうだ。もっとも、勉強をしなくなるので、学校の成績は悪くなるかもしれないので注意が必要だが…。

 Rochester大学の研究者たちは、1カ月のコースで1日数時間アクション・ビデオゲームを行ったところ、約20%ほどclutter内の文字判別(眼科受診時用いられるもの。視力表と類似した検査)を改善したと報告。 Psychological Scienceに掲載されるそうで、おもしろいことに、米国立衛星研究所(NIH)が基金となっているとのこと。

◆University of Rochester News

ビデオゲームは視力表の最小ラインを改善することとなり、脳は視力情報の処理法を変化させる。ちょうど30時間後、視覚空間分解能を改善し、よりクリアに画像が見えるようになる。
ビデオゲームプレイヤーたちがプレイしている視野だけでなく、モニターを超えた部分でも改善があり、トレーニングしていない末梢でも、訓練している中心部と同様の改善効果があった。
弱視患者などでは、迅速に対象を同定するというアクションゲームを作り、特別なリハビリテーションを行うことで、視力活動性を改善させることができる可能性がある。
Rochester大学では、ビデオゲーム・プレイヤーの夢である、最新の360度バーチャル・リアリティーコンピューターを完成しつつある。

著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

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