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運動指導の指標「メッツ」って?

2006/12/22

 時代はヤンキースやレッドソックスではなく、「メッツ」…というのは冗談です。

 2008年度からの特定検診特定保健指導の実施に伴う、検診・保健指導の指導者研修会(2006.12.20)が開催されたとのことだ。

 運動指導の際の指標として採用されているのは、「メッツ×時=(エクササイズ)」で、週に何メッツ・時を実施するかという目安が定められる。「メッツ」とは、身体活動の強さの単位で、安静時の何倍に相当するかを表す。座って安静にしている状態が1メッツ、普通歩行が3メッツに相当。

 メタボリックシンドローム対策としては、「内臓脂肪を減少させる運度量は、週10エクササイズ程度かそれ以上。速歩に換算すると、週150分。1カ月で1~2%の内臓脂肪減少が期待できる」としている。

 運動指導については、身体活動(physicalactivity)と運動(exercise)を区別しており、下記のように定義している。

・身体活動(physicalactivity:骨格筋の収縮を伴い安静時より多くのエネルギー消費を伴う身体の状態で、日常生活活動における労働・家事等や余暇における運動・スポーツ活動等が含まれる)
・運動(exercise:身体活動の一種であり、特に体力(競技に関連する体力と健康に関連する体力を含む)

著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

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