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アンチエイジングにDHEAは有用?

2006/10/20

 DHEA(Dehydroepiandrosterone)をインターネットで検索すると、「Dr」と名の付く人も、商売にしているのを目にする。真に治療効果があるとしても、野放しなのではないかと奇怪に感じる。

 性腺機能低下症(hypogonadism)だったら、そもそも医療の対象のはず(DHEA:Super Hormone or Super Hype? )で、DHEA(S)のサプリメント認可は大人の事情らしい。

食事・栄養サプリメントの世界では、DHEAやDHEA(S)の表面的な神秘性を抱くものもいるように思える。すべてのホルモンの母、super hormone、若返りホルモンの泉と呼ばれているそうだ。米国では食物サプリメントとして処方せんなしで、DHEAが使用可能である。1985年FDA(米食品医薬品局)による禁止が、1994年の「Dietary and Supplement Health and Education Act」により覆され、認められた。また2004年「Anabolic Steroid Control Act2004」では、DHEAは禁止薬物から免除された経緯を持つ。


著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

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