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BMIというリスクをどう解釈すべきか

2006/08/30

 私は以下の2つの論文をどう解釈すべきか、自分なりに迷ってる。

 LancetとNEJMで、以下の通り、BMI死亡率との関連に関する論文が相次いで報告されている。Lancetは2次予防的な論文で、NEJMは住民ベースで調査した報告である。Lancet論文は、文字通りに取れば、冠動脈疾患の2次予防においては体重コントロールの重要性が低い報告になってしまい、NEJM論文では住民レベルでは非喫煙者ほど体重コントロールが重要となるという話になってしまう。

 皆さんは、この相違をどうお考えになるだろうか。いずれにせよ、BMIという冠動脈疾患のリスク要因に関して、その評価が曲がり角に来ているのではないだろうか。

著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

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