鹿児島空港から車で2時間近くもかかる、鹿児島県大崎町で開業したのは1995年のことだ。人口約1万6000人という田舎で開業していると、自らの思考が固定化するのではという恐怖がある。日常生活において、不確実さの存在を省略し、議論を省略化したレベルの低い情報があふれているため、思考停止が習慣化する恐れである。
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著者プロフィール
牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介
牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。
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