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小児科では感染症は専門になり得ない?

2009/10/01
堀越裕歩

トロント小児病院

 みなさん、はじめまして。トロント大学の堀越裕歩です。2008年7月から、カナダ最大の都市トロントにある、通称Sick Kidsと呼ばれるトロント小児病院で、小児感染症科クリニカルフェローをしています。

 私の肩書きである「クリニカルフェロー」について、既にご存じの方も多いと思いますが、最初に少し説明します。北米では、医学部を卒業した後、専攻する科でレジデンシープログラムに入ります。これは、たとえば小児科であれば、小児科全般にわたる基本的な知識や技術の習得を目指すものです。このプログラムを終了すれば小児科医として働くことが可能ですが、さらに専門領域に進みたい場合には、フェローシッププログラムに応募します。これは小児科の中でも、さらに専門分野の研鑽を積むためのもので、小児循環器や小児神経科などがあります。このプログラムの内容は、米国とカナダでは若干異なりますが、だいたい同じです。ということで、「小児感染症科のクリニカルフェロー」は、小児感染症科のフェローシッププログラムで勉強中の身という意味です。

著者プロフィール

堀越 裕歩

トロント小児病院 小児科感染症部門・クリニカルフェロー

2001年昭和大学医学部卒業。沖縄県立中部病院(インターン、小児科レジデント)、カンボジアの小児病院で医療ボランティア、国立成育医療センターの総合診療部等を経て、2008年7月より現職。東南アジアにおける小児国際医療協力・研究、新潟県中越地震の際の緊急支援などに従事。趣味は、スノーボード、野球とサッカー観戦。トロントでもフットサルで活躍中。

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