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お金次第で環境は天と地の差―上海病院事情

2019/10/30
友成暁子(ParkwayHealth 消化器内科)

写真1 広々としていて鉄道駅を思わせる公立病院のロビー

 こんにちは、上海の友成暁子です。上海にも梅雨はありますが今年は短く、蒸し暑さも控えめの涼しい7月でした。ママ友と“This July is magical……”と喜んでいたのも束の間、8月はうだるような暑さで、9月に入ってようやく和らぎました。時の流れには驚くばかりで、早くも年末の足音が聞こえてきそうですが、今回は上海の病院事情についてお伝えしたいと思います。

公立病院は患者をさばき切れず「大渋滞」
 上海では大きく分けて2種類の病院があります。「公立」と「私立」です。公立病院は、名前の通り、中国政府により運営されている病院です。ほとんどの中国人は、公的医療保険を使って公立病院を受診します(写真1、2)。

著者プロフィール

友成 暁子

ParkwayHealth消化器内科

2007年千葉大学卒業。亀田総合病院で卒後臨床研修後、同院消化器内科、手稲渓仁会病院消化器内科を経て現職。臨床の傍ら、医学書・医学論文の執筆、製薬会社関連の医学系翻訳なども手がける。幼少期を英国統治下の香港、米国メリーランド州で過ごした。勤務地・居住地の上海で出産も経験し、現在は2児の母。インターナショナルホスピタルの手術センター長である医師の夫と共に、育児、仕事、すぐに壊れる家電に対して日々奮闘中。

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