日経メディカルのロゴ画像

ダンシングドクターの修業時代

2010/02/25
日比野誠恵

 ワークライフバランスの「ライフ」の方にフォーカスして、私の趣味の一つであるダンスについて書きたいと思います。

「Shall we ダンス?」
 私の大好きな映画の一つに、役所広司さん主演の「Shall we ダンス?」があります。その冒頭で、「日本では社交ダンスなどと言うと変態扱いされてしまいます」というようなせりふがありますが、私もかつては少なからずそんなふうに思っていました。小学校でやるフォークダンスは楽しみにしていましたが、あまりリズム感がない子どもだったようで、「スキップができない」と学校から言われて、母親にスキップの練習をさせられたこともあります。

 私が大学生のころは、まだディスコがはやっていた時代で、時々六本木へ踊りに行っていました(最近、ミネソタの日本語補習学校の父兄の方々と懐かしい話に花を咲かせる中で「ディスコ」と口にしたら、「今はクラブと言うんですよ」と笑われてしまいました。若い先生方にも分かるよう、念のため)。

 そのころ、わが家ではカナダからの交換留学生をしばらくお世話していました。ある日、他の留学生も連れて六本木へ踊りに行くことになり、私が一人踊っていたところ(当時の日本ではそれが普通でした)、このカナダ人留学生は他のアメリカ人留学生と共にさっそうとジルバを踊り始め、私は「ああ、めちゃくちゃカッコいい」と衝撃を受けました。

 私も踊りたいと思いましたが、それなりに忙しい医学生だったので練習時間が取れず、また社交ダンス(パートナーダンス:一般に男女が一組になって踊るダンス)をどこで習えばよいのか考え付きもしませんでした。「Shall we ダンス?」のワンシーンのように、電車の窓の外からきれいな女性インストラクターがいるダンススタジオが見えるということも、残念ながらなかったのです。

著者プロフィール

日比野 誠恵

ミネソタ大学ミネソタ大学病院救急医学部准教授

1986年北里大学医学部卒。横須賀米海軍病院、セントジュウド小児研究病院、ピッツバーグ大学病院、ミネソタ大学病院を経て、1997年より現職。趣味はホッケー、ダンス、旅行など。

この記事を読んでいる人におすすめ