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原点は、英語が話せなかった悔しさ

2011/02/17
岩澤真紀子

初の海外旅行を楽しむ19年前の筆者(当時のスナップ写真より)。

 サンフランシスコ在住の薬剤師、岩澤真紀子です。連載を再スタートすることになりました。今回からは前回までと趣向を変えて、私がアメリカでの薬剤師生活で経験したり感じたりしたエピソードを中心に、お伝えしていこうと思っています。

海外には興味がなかった学生時代
 私にとってアメリカ、特に今住んでいるサンフランシスコは、とても思い入れがある場所です。この地を初めて訪れたのは、今から19年前、大学1年生の頃でした。今でこそ海外旅行は身近なものになりましたが、当時は私の周囲に海外旅行経験がある人は少なく、海外=危険というイメージがあったせいか親の反対で海外旅行に行けない友人もいたほどでした。

 私自身も海外に興味があった方ではなく、高校時代の友人に「サンフランシスコ・ロサンゼルス1週間の旅」に誘われたときは戸惑いましたが、母に相談したところ、「せっかくのチャンスなんだから行ってらっしゃいよ」と背中を押され、計画すべてを友人にお任せ状態で、初の海外旅行に臨むことになりました。日本から初めて出国し、盗難防止のウエストポーチにパスポートを仕舞い込み、ハンドバックをたすき掛けして緊張しながら降り立った地がサンフランシスコだったのです。当時の私は英会話が全くというほどできなかったので、まさか将来この地に住むことになろうとは、想像さえできませんでした。

著者プロフィール

岩澤 真紀子

聖ジョセフ病院ソノマ郡薬剤部/米国薬物療法認定専門薬剤師(BCPS)

1995年東京薬科大学薬学部卒業後、99年まで東邦大学医療センター大森病院勤務。2006年南カリフォルニア大学大学院薬学部Pharm.D.課程修了。Harbor-UCLA医療センター(インターン)、カリフォルニア州立大学デイビス校附属医療センター(レジデント)勤務を経て、08年より現職。日本の薬学教育・薬剤師実務の水準向上に貢献することを目的に、海外で臨床教育を受けた日本人薬剤師のネットワーク「Pharm.D.クラブ(http://pharmd-club.cocolog-nifty.com)」を06年に結成。趣味は、ピアノ、ミュージカル・ジャズ鑑賞。

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