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左心耳閉鎖術を学んだ濃密な2日間
LAA Frankfurt 2014に参加して

2014/12/15
金子英弘

写真1  LAA Frankfurt 2014会場の様子

 2014年11月14~15日の2日間、ドイツ・フランクフルトで開催されたLAA Frankfurt 2014に参加しました(写真1)。この会は左心耳(left atrial appendage;LAA)閉鎖術にフォーカスしたワークショップで、毎年この時期にフランクフルトで開催されています。今回も世界三十数カ国から300人を超える参加者が集い、会場は両日共にほぼ満員でした。

 以前に書いたように、近年では欧州を中心にカテーテルを用いた左心耳閉鎖術が大きな注目を集め、弁膜症に対するカテーテル治療(structural heart disease intervention)の主な治療手技の一つとなっています。左心耳閉鎖術は心房細動に伴う脳梗塞の予防に有用とされ、この手技の対象となりうる患者は潜在的に非常に多いのではと考えられています。そのため、現在、欧州では数多くの左心耳閉鎖デバイスが開発の途上にあります。

 今回のワークショップでは、その様々なデバイスの中でも既に欧州でCEマークを取得し、広く臨床で使われている4つのデバイスWatchman(Boston Scientific社)、AMPLATZER Cardiac Plug(ST.JUDE MEDICAL社)、WaveCrest(Coherex社)、LARIAT(SENTRE HEART社)が中心に取り上げられていました(デバイス名はいずれも商品名)。

著者プロフィール

金子 英弘

循環器内科医(ブランデンブルグ心臓病センター・ブランデンブルク医科大学)

東京都出身。2004年慶應義塾大学卒。同大医学研究科にて基礎研究に従事後、心臓血管研究所付属病院で循環器臨床(主に心臓カテーテル治療)、臨床研究に携わる。14年4月より日本学術振興会海外特別研究員として、ドイツのブランデンブルグ心臓病センターに留学。ドイツ医師資格を取得し、TAVI、MitraClip、左心耳閉鎖などstructural heart disease interventionの手技・臨床研究を行っている。16年4月からは常勤スタッフとして勤務。専門分野は、心臓カテーテル治療、虚血性心疾患、心不全、心臓弁膜症。医師資格(日本・ドイツ)、医学博士、循環器内科専門医。趣味は読書(歴史小説)、スポーツ観戦(野球、サッカー)。

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