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ドイツ医師資格取得でようやくスタートライン

2014/08/29
金子英弘

このたび筆者が取得したドイツの医師免許。

 渡独から4カ月がたった先日、晴れてドイツ医師国家資格(Approbation als Arzt)を取得することができました。ようやく臨床留学のスタートラインに立つことになり、今後はよりいっそう努力を重ねなければと、身の引き締まる思いです。

 海外での医師免許というと、多くの読者の方がアメリカの医師国家試験(United States Medical Licensing ExaminationUSMLE)を思い浮かべるのだろうと思います。その一方で、欧州での医師資格についてはあまり知られていないのではないでしょうか。

 私が留学するに当たって最も重視したのが、「留学先で正規の医師資格を取得して、臨床に携わる」ということでした。私が学んでいる心臓カテーテル治療は、技術の進歩に伴って安全性が劇的に向上したとはいえ、場合によっては生命にかかわるような重大な合併症を引き起こすこともあります。そのような手技に携わる上では、やはり現地の医師と同等の医師資格を取得することが非常に重要だと感じていました。この点でも、私にとってドイツは最適な留学先でした。

著者プロフィール

金子 英弘

循環器内科医(ブランデンブルグ心臓病センター・ブランデンブルク医科大学)

東京都出身。2004年慶應義塾大学卒。同大医学研究科にて基礎研究に従事後、心臓血管研究所付属病院で循環器臨床(主に心臓カテーテル治療)、臨床研究に携わる。14年4月より日本学術振興会海外特別研究員として、ドイツのブランデンブルグ心臓病センターに留学。ドイツ医師資格を取得し、TAVI、MitraClip、左心耳閉鎖などstructural heart disease interventionの手技・臨床研究を行っている。16年4月からは常勤スタッフとして勤務。専門分野は、心臓カテーテル治療、虚血性心疾患、心不全、心臓弁膜症。医師資格(日本・ドイツ)、医学博士、循環器内科専門医。趣味は読書(歴史小説)、スポーツ観戦(野球、サッカー)。

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