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アメリカで外科レジデント、フェローになるには Vol.1
9割近くも落とされる書類審査の基準とは?

2011/08/02
提嶋淳一郎

 アメリカでは、毎年7月になると、新しいレジデントフェローを迎えて新たな年度が始まります。私が関係する部署でも、本年度は6人の外科カテゴリカル・レジデントと3人の移植外科フェローが研修を始めることになっています。そのほか、卒後1年目(post-graduate year 1;PGY1)の外科レジデント(インターン)が、毎月、移植外科を回っていきます。

 彼らレジデントやフェローは、どのように選ばれているのでしょうか? National Resident Matching Program(NRMP)から発表されているデータと私が経験したインタビューの様子を合わせて、2回にわたりご紹介したいと思います。

外科レジデンシーは外国医学部卒業生には狭き門
 United States Medical Licensing Examination(USMLE)の成績だけを考えた場合、形成外科や皮膚科などの専門科に比べて、一般外科のレジデンシーは比較的入りやすいようにも見えますが、果たしてどうなのでしょうか? まずは、いろいろとある外科レジデントの種類をご紹介します。

著者プロフィール

提嶋 淳一郎

マイアミ大学外科腎膵移植部門准教授/ジャクソン記念病院外科医

1990年、昭和大学医学部を卒業後、東京女子医科大学腎臓病総合医療センター外科に入局。96年、同医局助手。98年、膵・膵島移植研究のためミネソタ大学外科糖尿病研究所に研究留学。その後、臨床移植外科研修のため、2002年、マイアミ大学/ジャクソン記念病院にクリニカルフェローとして留学。趣味は、食べること、飲むこと、海や山で遊ぶこと、そして人生を楽しむこと(マイアミはラテンですから)。

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