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マスク着用は本当に熱中症のリスクなのか?

2022/06/08
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 屋外でマスクを着用する行為については、もともとコロナ禍であっても厚生労働省は推奨していませんでしたが、着用遵守率が非常に高い日本では、屋内外問わず絶えずマスクを着用することが一般的になってしまいました。

 「屋外でマスクを着用すると熱中症リスクになるので」という枕詞でもって、熱中症についてよく報道されていますが、医学的にこの言い方が本当に正しいのかどうかはまだ答えが出ていないと思います。「屋外のマスクは不要」というのは同意ですが、データとして正しいかどうかはしっかり吟味されるべきでしょう。

※後述のようにこれも言い切るのが難しい問題です。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医、日本感染症学会感染症専門医・指導医、インフェクションコントロールドクター。

連載の紹介

倉原優の「こちら呼吸器病棟」
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する医師。日々の診療や、患者さん・他の医療スタッフとのやりとりを通して倉原氏が感じたことを、呼吸器領域ならではのtipsを交えて語ります。呼吸器診療の息遣いが垣間見えるブログです。

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