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COVID-19への全身性ステロイド投与は、抗ウイルス薬に先行させるべきではない

2021/09/07
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 以前から、全身性ステロイドを抗ウイルス薬より先行投与すると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による肺炎が増悪するケースがあることが話題になっていました。

 そのため、現場では「レムデシビル(商品名ベクルリー)→全身性ステロイド」のシークエンス、あるいは両者を同時併用することが推奨されつつあり、全身性ステロイドを先行投与することは回避される傾向にあります。しかし、これについては、エビデンスがはっきりしているわけではありませんでした。

 最近2つの論文が同時期に刊行されたので、紹介させていただきます。基本的に入院COVID-19例を対象にしています。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医、日本感染症学会感染症専門医・指導医、インフェクションコントロールドクター。

連載の紹介

倉原優の「こちら呼吸器病棟」
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する医師。日々の診療や、患者さん・他の医療スタッフとのやりとりを通して倉原氏が感じたことを、呼吸器領域ならではのtipsを交えて語ります。呼吸器診療の息遣いが垣間見えるブログです。

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