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COVID-19ワクチンはどちらの腕に打つべきか?

2021/04/05
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 私は既にファイザー社の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンを2回接種しました。1回目の接種は利き腕でない方、左腕に打ちました。

 接種したその日の夜から筋肉痛のような鈍痛がありましたが、頭痛や倦怠感はありませんでした。職員の中には頭痛や倦怠感がひどくて仕事ができなかった人もチラホラいましたが、臨床試験で報告された以上の副反応はなかったように思います。アナフィラキシーについては、当初、過熱気味に報道されましたが、当院の職員接種ではアドレナリンを要した人はいませんでした。ただ、動悸や息切れなど、アドレナリンを投与するまでには至らないものの、少し強めの副反応を経験した職員もおり、2回目の接種を見送ったケースもありました。

 さて、「COVID-19ワクチンに関する提言(第2版)」によれば、COVID-19ワクチンは「利き腕ではない方」に接種することが推奨されています。とはいえ、利き腕に接種することが禁忌とされているわけでもありません。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。08年から始めた自身のブログ「呼吸器内科医」をベースにした書籍『「寄り道」呼吸器診療-呼吸器科医が悩む疑問とエビデンス-』を、2013年に刊行した。

連載の紹介

倉原優の「こちら呼吸器病棟」
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する医師。日々の診療や、患者さん・他の医療スタッフとのやりとりを通して倉原氏が感じたことを、呼吸器領域ならではのtipsを交えて語ります。呼吸器診療の息遣いが垣間見えるブログです。

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