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新型コロナワクチン接種の最大のハードル

2021/02/16
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンは、2月17日にも医療従事者への先行接種が始まると報道されています。私たち医師は接種される側でもありますが、国民に広く接種する側でもあるので、今後、どのような体制でワクチン接種を行っていくのか、関心をお持ちの方も多いでしょう。政府の責任者になったのが、ワクチン接種の担当大臣に任命された河野太郎氏です。彼は昨年秋、行政改革担当大臣として、行政手続きにおける「脱はんこ」で話題になりました。脱はんこを旗印にして、デジタル庁の創設とも絡めながら国のデジタル化推進をリードしている閣僚の1人です。

 COVID-19ワクチンの接種体制に関しては、「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き(1.2版)」が示されていますが、これをよく読むと、デジタル化とはほど遠い状況がうかがえます。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。08年から始めた自身のブログ「呼吸器内科医」をベースにした書籍『「寄り道」呼吸器診療-呼吸器科医が悩む疑問とエビデンス-』を、2013年に刊行した。

連載の紹介

倉原優の「こちら呼吸器病棟」
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する若手医師。日々の診療や、患者さん・他の医療スタッフとのやりとりを通して倉原氏が感じたことを、呼吸器領域ならではのtipsを交えて語ります。呼吸器診療の息遣いが垣間見えるブログです。

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