日経メディカルのロゴ画像

劇的ビフォーアフター:廃止病棟がCOVID-19病棟に!

2021/01/15
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 当院(国立病院機構近畿中央呼吸器センター)は大阪府南部の呼吸器疾患を専門に診る病院で、結核診療も担っています。2年前に新病棟ができてからというもの、一部の廃止病棟は取り壊したのですが、2、3あった廃止病棟をそのままスタッフの待機室などに転用していました(参考記事:「近畿中央呼吸器センター」に名称変更した理由)。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第1波が到来していた昨年の4月上旬、大阪府の記者会見でこんな発言があったのを覚えているでしょうか? 「廃止病棟の稼働も含め、COVID-19患者用に合計1000床の確保に向け、準備を進めている」という内容です。

 実は、この「廃止病棟を稼働させてくれ」と言われていたのがまさに当院でした。当時はCOVID-19を診療している病院は公表されていませんでしたので、内密というわけではないですが、静かに工事していたのを覚えています。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。08年から始めた自身のブログ「呼吸器内科医」をベースにした書籍『「寄り道」呼吸器診療-呼吸器科医が悩む疑問とエビデンス-』を、2013年に刊行した。

連載の紹介

倉原優の「こちら呼吸器病棟」
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する若手医師。日々の診療や、患者さん・他の医療スタッフとのやりとりを通して倉原氏が感じたことを、呼吸器領域ならではのtipsを交えて語ります。呼吸器診療の息遣いが垣間見えるブログです。

この記事を読んでいる人におすすめ