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結局のところ、間質性肺炎にはオフェブなのか?

2020/10/02
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 ニンテダニブ(商品名オフェブ)は、もともと特発性線維症(IPF)に対して適応がありましたが、近年になって、全身性強皮症に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD)進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)の適応を取得しました。これで、進行する線維性間質性肺疾患に対してニンテダニブが堂々と処方できるようになりました。

 3つ目に記載したPF-ILDってなんじゃらほいということなので、ちょっと説明したいと思います。そもそも、PF-ILDには確立された定義がありません(笑)。ただ、ILD患者さんのうち、線維化が進行し、呼吸機能の低下や呼吸器症状の悪化が認められる人がいるというのがその疾患概念にあります。ものすごくフワっとしています。このPF-ILD、線維化が進行する症例を見ているため、基本的にはIPFと同じような挙動を示します1)。つまり、生命予後がとても悪い。

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。08年から始めた自身のブログ「呼吸器内科医」をベースにした書籍『「寄り道」呼吸器診療-呼吸器科医が悩む疑問とエビデンス-』を、2013年に刊行した。

連載の紹介

倉原優の「こちら呼吸器病棟」
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する若手医師。日々の診療や、患者さん・他の医療スタッフとのやりとりを通して倉原氏が感じたことを、呼吸器領域ならではのtipsを交えて語ります。呼吸器診療の息遣いが垣間見えるブログです。

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