皆さんは「痰壺条例」というものをご存知でしょうか。

 結核は、現在10万人当たり13.3人という罹患率ですが、まだ有効な治療法がなかったころ、その罹患率は今の約100倍で、10万人当たり1000人を超えていたとされています。第2次世界大戦の頃にストレプトマイシン、イソニアジド、パラアミノサリチル酸が使用されるようになってから急激に罹患率と死亡率が減少しましたが、20世紀初頭は満足な治療法がなかったため、結核患者さんはサナトリウムなどに収容され、大気解放・安静療法が行われていました。

「痰壺条例」があった明治から平成の結核予防の画像

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