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あれ? 外国人診療にGoogle翻訳が普通に使える

2019/03/01
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 最近、結核でも外国人の患者さんが増えてきました。外国人と言えば数年前まではほとんどが中国人だったのですが、フィリピン人、ベトナム人の患者さんも増えています1)

 いまや、若年結核患者の半数近くが外国出生者という状況になりつつあります。私の外来に通院している結核患者さんも、若年層に限ればほとんどが外国出生者です。診察に時間を要するので、夕方に外国人の患者さんをまとめて診療しているのですが、トラベルクリニックでもやっているようなヘンな気分になります。1人の通訳ボランティアの方が同時に2人の外国人患者さんを連れてくることもあります。

 日本語が全く話せない患者さんに対して、最近はGoogle翻訳を使って会話をするようになりました。これまでは翻訳の質が「イマイチだなぁ」と思っていたのですが、いつの間にか精度が格段に上がっていることに気付いたのです。多少ニュアンスがおかしい部分はあるようですが、おおむね通じるので十分に実用レベルです(図1)。

図1 Google翻訳(日本語→ベトナム語)

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。08年から始めた自身のブログ「呼吸器内科医」をベースにした書籍『「寄り道」呼吸器診療-呼吸器科医が悩む疑問とエビデンス-』を、2013年に刊行した。

連載の紹介

倉原優の「こちら呼吸器病棟」
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する若手医師。日々の診療や、患者さん・他の医療スタッフとのやりとりを通して倉原氏が感じたことを、呼吸器領域ならではのtipsを交えて語ります。呼吸器診療の息遣いが垣間見えるブログです。

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