日経メディカルのロゴ画像

「小葉間隔壁の肥厚」は意外にシンプルな概念

2018/12/21
倉原優(近畿中央呼吸器センター)

 呼吸器内科をローテートしている間に、1度は言ってみたい言葉として「小葉間隔壁が肥厚している」があります。なんかカッコイイですよね。「何とおぬし、小葉間隔壁を存じておるのか!」(指導医)みたいな。

 しかし「小葉間隔壁」という言葉そのものにアレルギーを持っている人って結構多いです。「小葉間」という言葉を出した途端、耳を塞いでしまう研修医もいるくらい。

 でもそんなに難しい概念ではないんです。小葉間隔壁というのは、Millerという有名な医師が名付けた二次小葉の辺縁のことです(図1)。放射線学の本をひもとくと、「Reidの二次小葉」という別の定義が登場しますが、若手医師は「Millerの二次小葉」のみ押さえておけばOKです。

図1 二次小葉(Millerの定義、点線で囲まれた部分)
(*クリックすると拡大表示します)

著者プロフィール

倉原優(国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科)●くらはら ゆう氏。2006年滋賀医大卒。洛和会音羽病院を経て08年から現職。08年から始めた自身のブログ「呼吸器内科医」をベースにした書籍『「寄り道」呼吸器診療-呼吸器科医が悩む疑問とエビデンス-』を、2013年に刊行した。

連載の紹介

倉原優の「こちら呼吸器病棟」
倉原氏は、呼吸器病棟で活躍する若手医師。日々の診療や、患者さん・他の医療スタッフとのやりとりを通して倉原氏が感じたことを、呼吸器領域ならではのtipsを交えて語ります。呼吸器診療の息遣いが垣間見えるブログです。

この記事を読んでいる人におすすめ