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医者という仕事

2007/08/15

 こんにちは。なんだか暑い日が続くと思ったら梅雨も明けて8月になっていました。私は毎年、テレビや書店の終戦特集で「8月」を感じていましたが、子供が成長した今年は久々に夏祭りやプールで「8月」を感じることができました。

 それにしても東京の夏は暑い。そういえば倉敷の夏も暑かった。その前の静岡や京都では夏が暑かったという記憶が全くありません。子供ができるまでは夜から活動するタイプの人間だったので、きっと真夏の昼間は体力を温存していたのだと思います。最近では夜型の生活をちょっと改善し、週末は昼間の公園などにも出掛けるようになりました。神宮外苑、新宿御苑など東京は子連れで出掛ける所がたくさんあります。広い公園で自転車に乗ったり、森の中を探検したり…。私は久々に日に焼け、蚊に食われ、嫌いな虫を見たり触ったりする羽目になりました。そして子供というのは、どこかに出掛けると必ず眠ってしまうものなので、帰りも一苦労。暑い、重い、私も眠い。でも楽しい。

 親になったと実感するひとときです。「子育て」は想像していたよりもずっと面白い。草いきれ、虫の音、今までに感じたことのなかった夏の風景も鮮やかに見える。誰かと共有できる体験は輝きを増す、最近はそんな風に感じています。

 ところで、前回のアップからまたかなりの時間が経過してしまいすみません。文章を書くというのは思ったよりもエネルギーが要る作業だなと痛感しています。ブログといえども、文字を垂れ流す行為はできず、書くべきテーマも見付からず、どうしたものかと考えあぐねて早2週間。これから仕事は更に忙しくなりそうな様相を見せており、続けることがちょっと難しくなってきました。ひょっとしたらこのブログもあと少しで終了させてもらうかもしれない。多くの方に読んでいただいているようなので申し訳ないです。

 今日はテーマとは全く関係なく「医者という仕事」について。
 
 ちょっと前にこのオンライン上で「文系出身者にも医学部入学の門戸を広げる」というニュースを読み(記事はこちら)、高校生のころ、文系の道での立身出世を考えたこともある私は、ちょっとうれしくなりました。

 数学や理科が得意だからという理由ではなく、ヒューマニズムに重きを置いて医学部を目指すことは、やはり医学部志望の原点だと思う。医学そのものは理系の分野に属しているが、実際の臨床科によっては理系の知識をそんなに必要としないところもある。私は急に麻酔科などを選んでしまったので、必要な理科系知識を今ごろになって一生懸命叩き込んでいるが、付け焼刃でも努力によってある程度までは理解できるようになる。私の経験上、絶対的な気力と体力、それにちょっとした知力が加われば、文系だろうが理系だろうが何とか働いていける世界だと思っている。

著者プロフィール

公平順子(東京女子医大病院麻酔科)●こうへい じゅんこ氏。2000年高知医大卒、同年結婚。京大麻酔科に入局後、静岡市立静岡病院、倉敷中央病院勤務を経て、2007年より現職。夫と娘との3人暮らし。

連載の紹介

公平順子の「仕事も家庭もあきらめない」
麻酔科医、勤務医の妻、1児の母の3役をこなす公平氏。妊娠中の苦労や子育てしつつ学んだこと、転勤の極意、医師としての修行の日々などを、エッセイ風につづります。

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