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託児所完備で女性医師は本当に戻るのか

2007/07/10

 こんにちは。みなさん、ご無沙汰しておりました。更新がかなり遅れてすみません。ブログだけでなく、友達へのメール返信などもすべて滞っていてごめんなさい。最近、朝早くから仕事を開始しているのですが、なかなか片付きません。

 でも、こうして常に何かに追われる生活は気が楽です。元々、怠惰な性格なので、暇になったところで何かの役に立つとは到底思えません。ひたすら本や雑誌を読んでおしまいです(産休を取った時に実証済み)。

 いろいろ考えたところで、何一つ変わらない。結局、考える暇もないほどに忙しく過ぎる毎日の方が有意義です。将来なんて、たまに気にするだけでいい。ふとした拍子に、成長した自分を感じられたら、それで良し。今は、何も考えずに、ひたすら前進するだけです。確かに暇ができると嬉しいけれど、「安らぎ」だらけの人生はつまらない。もっと幸せの深さを感じたい、それは努力の先にしか見えてこないものだと思うのです。

 さて話は変わって、今回はちょっと“本筋”に近付いてみます。

 前回のブログのコメントで、「麻酔科医局」の諸問題が指摘されていました。でも、当院に限ったことではないと思われます。医師不足が日本の医療の大きな問題となり議論されていますが、産婦人科や小児科と並んで、麻酔科も「医者不足」の筆頭として挙げられていますね。実際に働いている私も、そう感じます。

 麻酔科は、医師が足りないことだけでなく、「医局離れ」も問題になっており、さらにアルバイト、女性医師の復帰に関することなど、背景には色々な問題が絡み合っています。本当は、その現場にいる私が、これらの問題について書けば、議論が活発になりそうだと薄々感付いているのですが、やはり書きにくいものがあります。本格的に議論したい方、すみません。もっと上層部の方でお願いいたします。

 その中で、比較的書きやすい女性医師の問題について、自分の感じていることを少し書こうと思います。

 女性の復帰支援策として、よく「託児施設」を充実させる、「働きやすい環境作り」などが言われています。私も、このことについて書いてきたのですが、本当はもっと根本的なところに問題があると考えています。

 やはり「なぜ働きたいのか?」「働き続けたいのか?」が重要なのです。

著者プロフィール

公平順子(東京女子医大病院麻酔科)●こうへい じゅんこ氏。2000年高知医大卒、同年結婚。京大麻酔科に入局後、静岡市立静岡病院、倉敷中央病院勤務を経て、2007年より現職。夫と娘との3人暮らし。

連載の紹介

公平順子の「仕事も家庭もあきらめない」
麻酔科医、勤務医の妻、1児の母の3役をこなす公平氏。妊娠中の苦労や子育てしつつ学んだこと、転勤の極意、医師としての修行の日々などを、エッセイ風につづります。

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