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“健康格差”のエビデンスの難しさ

2008/12/22

 国連のミレニアム開発目標(MDGs)は、2015年までに世界が達成すべき8つの目標を設定していますが、その第一に挙げられているのが、世界中の人々を貧困や飢餓から解放することです。貧困が健康状態の悪化を招き、健康状態が悪化すると収入の道が閉ざされ貧困からいっそう抜け出しにくくなるという悪循環があるからです。そこで今回は、先進国では眼内レンズによる治療が普及しているものの、世界的にみるといまだ失明原因のトップ1である白内障による視力障害と、貧困との関係を検討した症例対照研究を読んでみました。

著者プロフィール

北澤京子(日経メディカル編集委員)●きたざわ きょうこ。1994年日経BP入社。専門分野は、医師患者関係、EBMなど。2006年9月から1年間、英国ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院に留学。

連載の紹介

北澤京子の「医学論文を斬る」
「専門用語や統計が頻出する英語の医学論文を手早く正確に読む際には、押さえるべきポイントがある」と語る筆者が、注目論文を批判的に吟味し、独自の視点で解説します。

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