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ホルモン補充療法が女性のQOLに与える影響

2008/09/01

 閉経後女性へのホルモン補充療法(HRT)に関しては、2002年に発表された有名なWHI試験[1]で、当時の“常識”を覆し、心血管疾患の予防効果がないことや、乳癌が増えることが判明した後、すっかり下火になってしまいました。実際、HRTの実施が減ったのと並行して、乳癌の罹患が減ったことが、米国[2]やオーストラリア[3]などで報告されています。それ自体は重要なことですが、HRTには更年期特有の不定愁訴の改善に役立つというメリットもあります。今回は、HRTが閉経後女性のQOLに与える影響について検討した論文を読んでみました。

著者プロフィール

北澤京子(日経メディカル編集委員)●きたざわ きょうこ。1994年日経BP入社。専門分野は、医師患者関係、EBMなど。2006年9月から1年間、英国ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院に留学。

連載の紹介

北澤京子の「医学論文を斬る」
「専門用語や統計が頻出する英語の医学論文を手早く正確に読む際には、押さえるべきポイントがある」と語る筆者が、注目論文を批判的に吟味し、独自の視点で解説します。

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