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SSRIは上部消化管出血リスクを増やす

2008/07/25

 うつ病の治療薬としてわが国でも広く使われている選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRI)による上部消化管出血の副作用については、以前から指摘されています[1-3]。わが国で使われているSSRIの添付文書には、「出血の危険性を高める薬剤を併用している患者、出血傾向又は出血性素因のある患者」には、慎重に投与することと明記されています。今回は、新たに発表されたSSRIによる上部消化管出血の副作用に関する症例対照研究を読んでみました。

Risk of upper gastrointestinal tract bleeding associated with selective serotonin reuptake inhibitors and venlafaxine therapy: interaction with nonsteroidal anti-inflammatory drugs and effect of acid-suppressing agents. Arch Gen Psychiatry 2008; 65: 795-803. (2008年7月号)

著者プロフィール

北澤京子(日経メディカル編集委員)●きたざわ きょうこ。1994年日経BP入社。専門分野は、医師患者関係、EBMなど。2006年9月から1年間、英国ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院に留学。

連載の紹介

北澤京子の「医学論文を斬る」
「専門用語や統計が頻出する英語の医学論文を手早く正確に読む際には、押さえるべきポイントがある」と語る筆者が、注目論文を批判的に吟味し、独自の視点で解説します。

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