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神経芽細胞腫のマススクリーニングは意味があったのか

2008/04/18

 神経芽細胞腫のマススクリーニングは、1984年から行われてきましたが、2003年の厚生労働省検討会の報告書(こちら )で、死亡率減少効果が明確でないとされたのを受けて、2004年に中止されました[1]。先週号のLancet誌に、広島大自然科学研究支援開発センター教授の檜山英三氏らのグループが過去の検診データを検討した論文が掲載されたので、早速読んでみました。

Hiyama E, Iehara T, Sugimoto T, Fukuzawa M, Hayashi Y, Sasaki F et al. Effectiveness of screening for neuroblastoma at 6 months of age: a retrospective population-based cohort study. Lancet 2008; 371: 1173-80. (2008年4月5日号)

著者プロフィール

北澤京子(日経メディカル編集委員)●きたざわ きょうこ。1994年日経BP入社。専門分野は、医師患者関係、EBMなど。2006年9月から1年間、英国ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院に留学。

連載の紹介

北澤京子の「医学論文を斬る」
「専門用語や統計が頻出する英語の医学論文を手早く正確に読む際には、押さえるべきポイントがある」と語る筆者が、注目論文を批判的に吟味し、独自の視点で解説します。

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