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チアゾリジン系糖尿病薬と骨折の関係を探る

2008/02/29

 チアゾリジン系糖尿病薬ロシグリタゾン(日本未承認)の心血管系副作用について、以前に紹介しました(https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/blog/kitazawa/200710/504344.html )。今回は、ロシグリタゾンと骨折の関係について調べたランダム化比較試験(RCT)です。

 RCTは、主要アウトカムにおける一定の差を検出するために必要十分なサンプルサイズで行われるため、それ以外のアウトカムに関しては、決定的なことまでは言えないという場合が多いのです。ただし、副次的アウトカムにおける知見が次の「疑問」につながることは、往々にしてあります。今回の論文は、そんなつもりで読んでみました。

Kahn SE, Zinman B, Lachin JM, Haffner SM, Herman WH, Holman RR, et al. Rosiglitazone associated fractures in type 2 diabetes: an analysis from ADOPT. Diabetes Care DOI:10.2337/dc07-2270 (published online on January 25, 2008.)


著者プロフィール

北澤京子(日経メディカル編集委員)●きたざわ きょうこ。1994年日経BP入社。専門分野は、医師患者関係、EBMなど。2006年9月から1年間、英国ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院に留学。

連載の紹介

北澤京子の「医学論文を斬る」
「専門用語や統計が頻出する英語の医学論文を手早く正確に読む際には、押さえるべきポイントがある」と語る筆者が、注目論文を批判的に吟味し、独自の視点で解説します。

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